働くことについて、ちょっとガチで考えて見る

働くことについて、ちょっとガチで考えて見る

さて、恐らく今は早い学生で東京キャリアフォーラムに向けて準備をする中、 自己分析をしたり、企業研究をしたり、筆記試験の勉強に集中していると思います。

一方、ここでは一旦立ち止まってもらい、本質的に「そもそも何で働くんだっけ? 働くってどういうことだろう?」という問いに対する自分なりの考えを一度考えて もらいたいと思います。 もちろん社会人としてもそれなりの哲学は持っておきたいところ。

今回は皆さんの思考を掻き立てるべく、いくつか仕事と意義について纏めてみようと思います。

■経済の仕組みから考えてみる

仕事ってそもそも何でしょう?皆、何故満員電車に乗って憂鬱な顔をしながら、新聞を あんなにも見事に折りたたみながら(何故少なくとも版じゃない?といつも思う)仕事を しないといけないのか?これを経済的な観点で考えるとどういう事実が見えてくるのか? 簡単に言ってしまうと、仕事とは「価値を他人に提供する行為」であり、その対価 として「他の価値を買う権利であるお金」を得る行為ですね。

逆に誰も仕事がしていない世界を考えてみると、「生活が全く成り立たない」ということが 分かります。完全自給自足の世界ですね。誰もなーんもやってくれません。 今、皆さんが食事を食べたり、服を着たり、ネットが使える「当然の世界」は裏で働いて くれる人がいるからこそ、成り立っているんですね。

そう考えると、仕事とは、経済的な側面もありつつも、同時に自動的に社会的な側面も 持ち合わせているということが言えます。 仕事をするとは、本質的に「他人に対して」=社会を相手にするからです。

つまり、仕事に ついて考える上では、「社会に対してどうの様な価値を提供していくべきか、していきたいか」 を考える必要があるということが言えるのではないでしょうか。 個人的には「個人の最適化」がその意味において重要だと考えています。

つまり、 世界はその仕事が最も得意な人がやった方が上手く回るということです。 料理を作るのが超下手っぴな人がシェフをやっていても、お客は来ませんよね。そういう 意味では経済的に淘汰されるケースもありますが、必ずしも社会はそうなっていなくて、 各自が強みや弱みについての深い理解がなく、それ以上に人事も会社も理解していないので、 「とりあえず」担当になった仕事に悪戦苦闘しています。

ケアレスミスをする人が経理をやったり、トークが苦手な人が営業をしたり、等々。 そういった局面で社会的に損失」が発生している。であれば、各自が得意でやる気が 出る(=それだけ頑張れる)仕事につく最適化が社会全体にとっていいのではないかと 思うのです。 Career Forumでは特に時間がない中この最適化を実現しないといけません。

その分、 難しいという見方もできるかもしれませんね。

■個人の生活の観点で仕事を考えてみる

経済・社会の観点で仕事を捉えてみましたが、次は個人の観点。ここでは、「ワークライフ バランス」などのキーワードが浮かびます(因みに年々このキーワードを口にする学生さんが 増えている印象です)。

ここでは、「個人」をバラバラに分解するといいかな、と思っています。例えば個人といっても 色々な役割があり、人によっては「弟」であり、「社員」であり、「妻」であり、「お客」で あり、「同期」であり、「友達」であり、「母親」かもしれません。

仕事のみに集中するということは、この中で「社員」のみの自分に集中して「他の自分」を 切り捨てる行為とも言えますね。そうすると何が起きるかというと、恋愛破局、家族との 関係性が悪くなる、友達が少なくなる、ということでしょう。

イメージで言うならば、「色々な自分をジャグリングしている」とも言えるかもしれません。 因みにある著名なコンサルタントによると、「友達と家族だけはガラスでできている。 仕事は普通の玉なので落としても跳ね返ってくるが、友達と家族だけは壊れたら戻らない」 らしいです。

なるほど。

僕は更に「時間軸」に応じて「どの自分を優先するか」というポートフォリオ的発想が必要だとも 思っています。

例えば、結婚する迄であれば「従業員の自分」を優先し、子供ができてからは「仕事」 の配分を減らし家族の配分を増やすこと。常に一定というのはあり得ないと思いますし、若い= 無理が効く、脳的にも体力的にも学習効率が高い時にレバレッジをかけて集中して伸ばす時期があっても いいと思っています。

又、80/20の法則も重要ですね。これは20%の事柄が80%の結果を生んでいるという法則ですが、 「家族・友達との関係性を強化する20%のことは何か?」を考えてみると全体の量は増えずとも、 より効果的な配分比率を描くことができるのではないでしょうか。

■仕事には3つのレベルがある?

次は違う軸で仕事について考察をしてみましょう。あるキャリア理論・科学者によると、仕事には 3つのタイプがあると言います。

一つは、「job」で給料を稼ぐことが目的。次は「Career」で給料だけでなくより戦略的に構築して いく階段的なキャリアの捉え方(起業するために先ずは戦略コンサルに行く等)、そして最後に 「Calling」といい、個人の使命が感じられる仕事。

一方、どんな仕事でもjobになり得ますし、careerにもなり得ますし、callingにもなり得るとか。 結局は個人の捉え方ということですね。ホテルスタッフのバイトによっては、「時給のために 仕事をしている」と言うかもしれませんし、人によっては「お客様に今までにない経験をして もらうことが仕事」というかもしれません。

商社でも、「job」として仕事をしている人は結構いると思います。面白いのは、研究によると 「job」と捉えて仕事をしている人の方がストレスが多く、鬱になる可能性が高いとのことです。

っとまあ、他にも色々考え方はあると思いますが、色々な観点から仕事について考察をし、 自分なりの哲学を持てるといいと思います。キャリアフォーラムに集中するのも良し。ただ、 本質的な問いに対しても自分の考えを持っておきましょう。


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